〔鉄鋼新聞:H13.1.10付より抜粋〕
『グリーン調達』について
家電、事務機、自動車などのメーカーはここ1〜2年、原材料のグリーン調達を促進させている。
一つの製品が造られ、使われ、廃棄されるまでの一連のライフサイクルの中で、リユース・リサイクルや
環境負荷軽減が出来る原材料を優先的に調達(購入)して使用していこうという動きだ。
欧州連合(EU)は08年から、電気・電子機器に六価クロムや鉛、水銀、カドミウムなど環境負荷物質が
含まれている製品の廃棄を全面禁止する規制を施行する。
『クロメートフリー鋼板』について
新日本製鐵はソニー、松下電器向けなど、NKKはリコー、川崎製鉄は富士ゼロックスのそれぞれ複写機
向けなどに、住友金属工業はNEC向けパソコン向けや富士ゼロックス向けなどに、神戸製鋼、日新製鋼なども
OA機器、事務機器向けにそれぞれクロメートフリー鋼板の出荷を開始した。
電気亜鉛めっき鋼板や溶融亜鉛めっき鋼板、プレコート鋼板などは、耐蝕性を一段と高めるために亜鉛めっき
の上にクロム化合物(クロメート)による約0.1μ程度の極薄皮膜処理を施してきた。
しかしこのクロメート分が水分などで流されると、人体や環境に害となる六価クロムが発生する可能性もあるとして、
ユーザーから「クロメートではない化合物で耐蝕性・後処理してほしい」との要請が鉄鋼各社にも寄せられてきた。
このため高炉各社は数年前から開発を進め、98年秋にかけてほぼ一斉にクロメートフリー鋼板の実用化を図った。
「クロメートを使うと、薄膜で耐蝕性と導電性を両立できたが、クロメートフリーでは導電性の保持が難しかった。」(高炉)
が、それもクリアした。
高炉各社では「数年後、遅くても10年までには、後処理鋼板の全量がクロメートフリー鋼板に切り替わる」と推測する。
このため、高炉各社では、クロメートフリー鋼板を電気亜鉛めっき鋼板だけではなく、ユーザーニーズに対応していく方針だ。
今後、自動車、建材などにも拡大するのは必至で、クロメートフリー鋼板は後処理鋼板の“代名詞”になりそうだ。
| クロメートフリー鋼板 | 鉛フリー鋼板 | その他 | |
| 新日鉄 | ジンコート21 (電気亜鉛めっき鋼板) |
エコトリオ (ニッケル・亜鉛・錫三層めっき鋼板) |
潤滑鋼板 (電気及び溶融亜鉛めっき鋼板) |
| シルバージンク21 (溶融亜鉛めっき鋼板) |
エココートーT (錫・亜鉛めっき鋼板) |
ビューコート (プレコート鋼板) |
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| NKK | ジアフロンティアコート (電気及び溶融亜鉛めっき鋼板) |
クロムフリーエクセルコート (プレコート鋼板) |
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| 川崎製鉄 | リバージンクFCシリーズ (電気及び溶融亜鉛めっき鋼板) |
KTU−XV (超深絞り鋼板) |
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| 住友金属 工業 |
スミジンクFCシリーズ (電気亜鉛めっき鋼板) |
Sコート (潤滑処理鋼板) |
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| タフジンクNEOコート (溶融亜鉛めっき鋼板) |
SZ−GTX (亜鉛・ニッケルめっき鋼板) |
住友ハイコート (プレコート鋼板) |
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| 神戸製鋼 | コーベジンクグリーンコート (電気及び溶融亜鉛めっき鋼板) |
エコスチール (高意匠ラミネート鋼板) |
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| 日新製鋼 | 月星ジンクZC処理 (電気亜鉛めっき鋼板)溶融も予定 |
テクスター (プレコート鋼板) |
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STEELUNIONデータベース |
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