鉄鋼記号の見方

 〔JISハンドブック@、2002年版より抜粋〕

薄板系の自動車用鋼板関連を主体に抜粋した。

鉄鋼記号は、原則として次の3つの部分から構成されている。
 (1) 最初の部分は材質を示す。
 (2) 次の部分は規格名又は製品名を示す。
 (3) 最後の部分は種類を示す。
項  目 概  要
(1)材質 ・英語又はローマ字の頭文字、もしくは元素記号を用いて材質を表しているので、
 鉄鋼材料は、S(Steel:鋼)又はF(Ferrum:鉄)の記号ではじまるものが大部分である。

  *例外 SiMn(シリコンマンガン)、MCr(金属クロム)などの合金鋼
(2)規格名又は
   製品名
・英語又はローマ字の頭文字を使って板・棒・管・線・鋳造品などの製品の形状別の種類や
 用途を表した記号を組み合せて製品名を表しているので、S又はFの次にくる記号は、次の
 グループを表す記号が付くものが多い。
P: Plate (鋼板)     U: Use (特殊用途)1     W: Wire (線材、線)
T: Tube (管)   C: Casting (鋳物)
K: Kogu (工具)   F: Forging (鋳造)
 *例外T)構造用合金鋼のグループ(例えばニッケルクロム鋼)はSNCのように添加元素の符
        号をつける。
      U)普通鋼鋼材のうち棒鋼、厚板(例えばボイラ用鋼材)はSBのように用途を表す英語
        の頭文字をつける。
(3)種類 ・材料の種類番号の数字、最低引張強さ又は耐力(通常は3桁数字)を表している。
 但し機械構造用鋼の場合は主要合金元素量コードと炭素量との組合せで表している。
  1:1種     2A:2種Aグレート    400:引張強さ又は耐力
  A:A種又はA号   430:コード4、炭素量の代表値は30

・鉄鋼材料の種類記号以外に、形状や製造方法などを暗号化する場合には種類記号に続けて
 次の符号又は記号を付して表す。(省略)
【例】 1) SS400
(1)

(2)
400  
(3)
「一般構造圧延鋼材」
 (1)Steel-----”鋼”
 (2)Structure-”構造”
 (3)400-------”最低引張強さ”
2) SPHC
(1)

(2)
HC
(3)
「熱間圧延軟鋼及び帯鋼」
 (1)Steel-----”鋼”
 (2)Plate-----”薄板”
 (3)H:Hot C:Commercial:--”熱間圧延、一般材”
◇SPHCーP ⇒ :一般的に規格符号的に良く使われているが、熱間圧延したままの鋼材(黒皮)に
  対して、熱延後に酸洗ラインを通板して表面の酸化皮膜などを除去したものを指す。
  P=Picling(酸洗)
3) SGCD CD 「溶融亜鉛めっき鋼板及び鋼帯」
 (1)Steel-----”鋼”
 (2)Galvanized-”亜鉛めっき”
 (3)C:Cold D:Drawn-”冷延原板使用、絞り用”
4) SAIE
(1)

(2)
1E
(3)
「溶融アルミニウムめっき鋼板及び鋼帯
 (1)Steel-----”鋼”
 (2)Aluminium--”アルミニウムめっき”
 (3)1種、Deep Drawn Extora-”1種、深絞り用”

 


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