対策書

お客さまから■■■■株式会社(相手先会社)への対策書
 ■ ■ ■ ■  株式会社 平成12年10月17日
  ■ ■ ■ 殿 ■■■■■
「溶融亜鉛めっき剥離問題」について
 拝啓、貴社ますますのご隆盛のこととお喜び申し上げます。平素は格別のお引き立てを賜り厚く
お礼申し上げます。
 さて、この度は貴社への納入材につきましてめっき剥離を発生させ、大変ご迷惑をおかけいたし
ましたこと、誠に申し訳なく、心よりお詫び申し上げます。
 今後は、鋼板の品質管理には十分注意いたしますので、ご容赦のほど重ねてお願い申し上げま
す。
1. 「溶融亜鉛めっき」の調査結果について
1).鋼板メーカー: ■■■■■
2).種 別     : 冷延鋼板
3).規格     : SAPH390
4).名称     : 絞り加工用高強度鋼板(分析結果として)
5).めっき剥離材の分析結果〔入手サンプル=■■■■■にて分析調査〕
 (1)
成分 C Si Mn P S T-AL 備  考
0.024 0.010 0.18 0.064 0.010 0.064 低炭AL-K、P添加相当
 (2)引張試験値について
項目 TS(N/mu) YP(N/mu) EL(%) 備 考
400 281 36 390材に相当
2. 原因と今後の対策について
  1).今回納入した鋼板は、P添加の高強/390材相当であったことが第一条件である。
    一般的に、「Si=2.5P(10
−3%)」の値が100〜200になるとめっき剥離が生じる
    といわれている。(J.Pelerin)。
     上記成分分析の結果から、(Si=10)+(P=)64×2.5)=160となり、剥離発
    生の範囲となることが判明した。

  2).今後の対策として、ご承知の通り、自動車の軽量化のための薄板業界の急激な高
   強度鋼板化(ハイテン化)の中で、如何に一般材(非ハイテン材)を入手していくのが課
   題であり、弊社としてこの確保に努力していきたい。

   3).結論として、
     (1)一般材(非ハイテン材)の確保に努力していく。
     (2)場合によっては成分分析を行い、P添加の有無確認を行う。
     (3)社内管理(品質マスターカード)への展開強化を行う。
     



STEELUNIONデータベース